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2008年4月15日 (火)

国立公文書館で感激!!

0804150108041502地下鉄の中吊り広告に目をやったら、興味深いイベントが開催されていると知り、仕事が終わってから寄ってみました。

08041503 国立公文書館で開催されている『春の特別展 病と医療 ~江戸から明治へ~』です。

4月5日から24日まで、入場は無料です。

徳川家康公が、1603年に江戸幕府を開府したところから始まる年表とともに、庶民に蔓延していた疫病のことや風俗に関する書物が解説つきで展示されていて、とても興味深く見学することができました。

毛筆の書物と共に、活版印刷の物も多数あり、「駿河版で培われた技術が影響しているのかも」なんて思いながら見ていると夢が膨らみます。

疫病の記録のほかに、江戸時代に健康の維持や増進に気をつかうことで病気を予防するという考えに基づく「養生訓」の原書や解説を読むと、人々が少しずつ豊かになっていっていることを感じました。

そして、なんといっても感動的だったのが、「本草綱目」や「傷寒論」の本書を見ることができたことです。

本草綱目の金陵版(1596年出版)は、世界的にも貴重な書物で李時珍という太医が書いたもので、全世界で7箇所にしか保存が確認されていないものです。これは、林羅山が徳川家康に命じられて長崎まで買いに行ったといわれています。凄いことですね。

傷寒論は、張仲景が書いた書物ですが原本は散失してしまったようですので、今回見たのは後年になって再編刊したもののようです。傷寒とは腸チフスのような急性の熱病ですが、張仲景自身の親族200名余のうち、2/3がこの病気に掛かって死んでしまったことが、医学への道に進ませたという逸話が残っています。

漢方と蘭方と杉田玄白の関わりなども参考になり、興味が尽きません。

資料まで貰うことができ、思いがけず楽しむことができた特別展でした。漢方や薬膳に興味のある方は、是非行ってみてくださいね!

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