旬の金目鯛を食べまくり
12月から3月までが旬といわれている金目鯛は、伊豆が日本一の漁獲を誇る魚です。昔と違って、今は高級魚として珍重されています。
桜がほころび始めた伊豆を満喫するためにも、美味しいと有名な磯料理のお店をはしごしてきました。
一件目は、「海女の小屋 海上亭」。ランチタイムをとっくに過ぎた14時だというのにまだ満席です。(100席ほどあるお店ですが、凄いですねえ。)
・
・
「地魚丼」に「海女っこ寿司」、「おまかせ丼」に「味噌汁」などをオーダー。席からの景色もよくて気持ちがいいですね。
ご飯の上にあふれんばかりの豪快な刺し盛りが乗っかっていて、凄いボリュームです。鮮度の良い素材を男っぽく盛り付けた、いかにも漁師の丼といった感じで良かったです。
宿では、大きくて脂の乗った金目鯛の煮付けに金目鯛の炊き込みご飯、あらのお吸い物などが供されました。特に煮付けは金目に脂が乗っていて、甘じょっぱいタレと良くあっていい感じでした。(この甘じょっぱい味は、静岡県民が特に好むとされる味といわれています。ちなみに寿司酢も静岡は甘みの強いものを使用しますので、江戸前のツンツンした酢飯とは一線を画していますね。この甘みは名古屋の甘みとも違って、江戸と三河の中間地点である静岡ならではの文化の融合を感じるところです。)
こちらも、ランチタイムをとっくに過ぎた15時くらいに行ったのに、ウエイティングでした。(凄い繁盛ぶりですね。)
みんなそれぞれが、好みのメニューをオーダーしましたが、11人分がほぼ同時に提供されたところなんかを見ると、かなりお客目線で仕事ができている感じがして好感がもてました。
自分は、金目の煮付け定食を頼みましたが、ほどほどの大きさの金目でタレも濃すぎず素材が味わえてよかったです。脇に添えられている牛蒡が味に締まりを出している感じで、参考になりました。金目の焼き魚定食も、香ばしく焼かれていて、かなり旨かったです。地元ならではという「くちなしご飯」といい、刺身の切り方や料理の盛り付けかたといいい、稲取をアピールする料理や素材に対する仕事振りに好感が持てました。
今回は、自分へのお土産として「金目の頭」と「金目の粕漬け」を買ってきました。もう少し伊豆の余韻を楽しめそうです。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント