「世界お茶まつり」で食茶体験
「世界お茶まつり」最終日。
天気が良かったので近所に車を止めさせてもらい、散歩しながら行ってきました。
会場には沢山の人が来ていましたが、以外に落ち着いた雰囲気でした。これも「お茶」の効果なんでしょうか?
会場(O-CHAタイムトンネル)では、1200年前 唐代のお茶「餅茶」を試飲させてもらいました。軽い塩味のする烏龍茶といった感じでした。薄い色のわりに苦味が出ているのは、一旦葉を挽く工程があるから?初めて飲む「餅茶」、面白かったです。中国から日本に渡ってきたお茶文化が日本で独自の発展を遂げてきた軌跡を見ることができ、勉強になりました。
O-CHAタイムトンネルの後、3階に降りてきて「静岡熟成茶研究会」のお茶を試飲させてもらいましたが、深い香りと旨み甘みが混在して上質な玉露の香りを濃くしたような感じでした。低温に保持されたお茶蔵で熟成保存するのだそうです。濃い目の味・香りなのに後に残らないのが良い感じでした。(さすが、6g×10袋=3,000円だけのことはありました。)
“自分流”世界大茶会では、静岡ミャンマー研究会がミャンマー風お茶の葉サラダ「ラペッ」の試食を出していました。先ほどのO-CHAタイムトンネルにも展示紹介されていたものだったので迷わず申し込み。実食してみました。
“発酵したお茶の葉”ということですが、微かな発酵香がするだけで臭くはありません。塩味が効いていてソフトな食感、お茶の渋みが感じられないので「お茶」と言われなければわからないと思います。予めオイルが絡めてあったのでトマトやキャベツと合わせるとアッサリとして良く合い、ピーナッツやゴマの香ばしさが美味しさを引き立てていました。
一緒に提供されていた「ラペッイェ」(お茶)は、東南アジア系のお茶だなあという感じでした。日本の緑茶と種類が同じそうですが、緑茶のような採取直後に蒸して発酵を止める不発酵茶とは全然異なる味になっていました。
最後に世界緑茶コンテストの受賞品を見学しました。100種類以上の緑茶のサンプルをみましたが、茶葉の形も様々で面白かったです。身近なところだと、金賞を受賞した緑茶は針ほどの細さに綺麗に揉まれていて“美”を感じました。銀賞と比較したら差が歴然です。銀賞を受賞したものだって、それだけ見たら「高そう~」って思うような出来なんですけど、それだけ世界一は凄いって言うことですね。
お茶だけで、これだけのイベントが開催されるなんて、やっぱり日本人にとってお茶は欠かせないものなんですね。
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