土用の丑といえば・・・
「土用の丑の日」。今年は7月30日ですね。
そして「土用の丑の日」といえば、“うなぎ”ですね。でも、この土用の丑を目安にして仕込み始める食べ物があるんです。
それが“うめ干し”。
梅を瓶に漬け込んで約二ヶ月間経ちましたが、これを日に干し始めるんです。
梅雨があける頃の日差しが強くなった晴れた日に、風通しの良いところで天日干しを3日間します。日光浴をさせることで水分を抜き、旨みを凝縮させ、殺菌します。
この工程が終わったら、もう一度漬け汁に戻します。
今回仕込んでいるのが大体4キロ(100粒位)です。おいしく出来ると良いのですけどね。
ついでに青シソの酢漬けも干してみました。これは乾いたら粉末にでもしてみようと思っています。
「“うなぎ”と“梅干”を一緒に食べると食あたりする。」という食べ合わせに関する言い伝えがありますが、これは、全くの迷信なんですよね。
何故、こんな迷信が広まったかは諸説あるのですが、チョット紹介しておきましょう。
- うなぎも梅干も昔は高級品だったため、贅沢を戒めるための言い伝えだった
- うなぎも梅干も胃に刺激が強い食べ物なので、両方一度に食べると年寄りや子供には刺激が強すぎることから言伝えになった
- 梅干で口の中がさっぱりし、食欲が増進すると、精の強いうなぎを食べ過ぎてしまうことから言伝えになった
- 富山の薬売りがうなぎと銀杏を食べ合わせないようにとするチラシを配布したところ、銀杏と梅干を未間違えられてしまい、広まってしまった。(銀杏とうなぎも食べあわせが悪いということはないです)
ともあれ、土用の丑の日に売られるうなぎと、この日を目安に仕込みをする梅干。何の因果か妙な言い掛かりをつけられたもんですね。
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