イワシのブカティーニじゃなくてマカロニで我慢
今日は、庭に生えているフェンネルを使って料理を作りました。『イワシのブカティーニ』ならぬ『イワシのマカロニ フェンネル風味』です。
ブカティーニは、中が空洞になっているパスタですが、静岡じゃあ売っているのを見つけることができません。チョット細めのマカロニで代用です。
イワシ、フェンネル、玉ねぎ、アンチョビ、トマトホール、にんにく、オリーブオイル、白ワイン、唐辛子、パン粉、塩、砂糖などを使いました。最後にイタリアンパセリ(でかくなり過ぎ!!)を飾りに使いました。
イワシは鮮度の良いものを使用しますが、フライパンで表面を香ばしく焼いてから入れたほうが臭みが出にくくて良いと思います。また、ソースに混ぜいれるものと、トッピングのように上から盛り付けるものを分けておくと、見た目、食感に変化が出てよいと思いました。
チョット硬めに茹でたマカロニをソースの中に入れ混ぜると、マカロニの空洞にソースが入っていって味わいやすくなります。ブカティーニが手に入らなかったのは残念だけど、これでも十分美味しく食べられます。
それから、味・食感のポイントになっているのが、パン粉です。パン粉に塩・砂糖を適量混ぜておき、オリーブオイルでカリッと炒めておいたものを最後に振り掛けます。サクサクとした食感と、塩味・甘味が味に変化をもたらせ、甘い香りのフェンネルとも良く合います。
フェンネルの香りは、脂肪燃焼を促す脳内物質を分泌する効果があり、整腸作用や利尿効果も期待できるのだそうです。それも、あまり急激な効果ではなく穏やかな効き目なのだそうです。今日の料理も思ったよりも香りが強すぎず筋張った違和感もなく、トマトソースと上手く馴染んで美味しく食べられました。
人間が太古から育てている植物の一種に数えられるフェンネルは、日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、ハーブティーにしたりサラダにしたりと案外利用方法はあるようですよ。(フェンネルシードは、カレー屋さんのレジ脇に置いてあるのをよく見かけますね。整腸作用と、ニンニクなどの消臭効果のために噛むと良いらしいです。機会があったら試してみてください。)
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コメント
フェンネルって、すばらしいハーブですねー!
先日の記事も見て、うちも植えたくなりました。
今回は、刻んでソースに混ぜたんですか?
投稿: かず | 2006年5月23日 (火) 12時48分
かずさん
今回は、フェンネルの柔らかい葉だけを摘んで軽く湯がいてから刻んでトマトソースに入れました。フェンネルのゆで汁は後からブロード(煮汁)のように香り付けに使い、あまり香りが強く出過ぎないようにしたんです。
家のフェンネルは、今、2メートルくらいまで大きくなってしまいました。(種を植えてから二年目なんです。でかくなり過ぎです。)
この時期、庭にフェンネルの甘い香りが充満していて結構楽しいですよ。
投稿: クルクルしんちゃん | 2006年5月23日 (火) 22時32分
フェンネルはヨーロッパではお魚と一緒によく使います。でも、炒めるとあの独特な香りも弱まって「ん???タマネギ?ちょっと違うな~」って感じになりますけどね・・・
MOMOはブガテイーニを手に入れるのは簡単だけど、新鮮なイワシがない!!!
オイルサーデインでごまかして作ってみようかな・・・パスタはブガテイーニにしますけど。MOMOとしんちゃんが一緒に台所に立てば、全て材料は揃って、怖いものナシなんですけどねぇ~。
投稿: MOMO | 2006年5月27日 (土) 05時32分
MOMOさん
今年は日本もイワシが不漁で、型の良い大きなイワシはとっても高いんです。イワシが高級魚?って変な感じですけどね。(イワシって全世界的に不定期的にやたらと豊漁な年と不漁な年があって、海洋学上のナゾとされているんですよ。)
ちなみにイワシのブガティーニには、生のイワシと共にアンチョビも入れて旨みとコクを出したんです。
それにしても、MOMOさんとのクッキングコラボしてみたいですねえ。かなりレアなメニューが作れそうな気がします。
でもドイツと日本じゃあネェ(~_~;)
投稿: クルクルしんちゃん | 2006年5月27日 (土) 21時57分