金沢のグルメ美食体験②
金沢のタクシーでドライバーにお勧めの店を聞きました。
五郎八(ごろうはち)です。
大粒の梅貝(バイガイ)の刺身は、コリコリとした食感で歯ごたえがよく、ほのかな甘味が良い感じでした。刺身のツマに使っていた野菜も大根だけでなく、赤カブのような野菜が混ぜられていて上品な彩りになっています。
旬の加賀野菜である金時草(きんじ草)のお浸しは初めてです。金時草は、金時芋のような色にその名の由来があるそうで、ゆで汁はほのかな紫色を帯びています。湯掻いた金時草は、噛むと粘り気があり、モロヘイヤを彷彿とさせるような感じがして美味しい初体験でした。
料理の流れとしては京料理に近い感覚があるようで、出汁を使ったものは白だし中心です。牛筋の煮込みの煮汁が透明なのにはビックリしました。味付けも酒のつまみとしての料理ですから、しっかりとした味がついているのですが、傾向としては薄めを意識した感じで素材の味を前面に出している感じです。
蓮根蒸しもネットリしつつ、あまりあたり鉢をしすぎない素材感が程よく、癖のない味に仕上がっていました。
地元のお客さんが多いようで満杯でしたが、丁寧な仕事で満足させてもらったグルメな夜でした。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント