有東木ワサビは成長できるか?
今年の5月~『焼津おでん探検隊&焼津ゆりかもめ親交会』が主催する『かつおまぐろプロジェクト2005』に参加していました。
その第4回(8月28日)は、『まぐろ五種類食べ比べ』というテーマで本マグロ・ミナミマグロ・バチマグロ・キハダマグロ・ビンチョウマグロを存分に食べさせてもらいました。(当日の様子は8月28日のブログを見てください)
その時、有東木こだわり倶楽部(静岡市)の方がスーパーティーチャーとして山葵について講演してくれました。静岡市有東木(うとうぎ)というのは、今から約400年前に栽培がはじまったという歴史を持ち、伊豆の山葵栽培のルーツでもあります。(伊豆の山葵栽培は約260年前に有東木から山葵の苗を持ち帰ったことが始まりなのだそうです。)
1607年に駿府城に入城した大御所徳川家康に献上されたところ、門外不出のご法度品として珍重されたのだそうです。徳川家の家紋が葵の紋であることは、ここから来ているのでしょうか?
8月28日の『かつおまぐろプロジェクト2005』の時には、お土産として有東木山葵の茎を頂きました。
実は、これを水に浸したガーゼにくるみ大き目のビニールに入れて冷蔵庫にしまっていたんです。(夏場は、外に出しておくとダメになってしまうと考えてです。)
しばらくして、芽が出始めました。だんだん芽が長くなって来て葉っぱが出始めました。だんだん涼しくなってきたので10月末に、冷蔵庫から取り出して少し日があたるようにしました。
そして、今日、湧き水が出るところに植え替えたんです。近所の十二艘川でも、一年中あちこちで水が湧き出しています。十二艘川といえば、徳川家康が駿府城を築城し、安倍川の治水工事などを行うために物資を運んだ川で常に駿府城や安倍川の伏流水が流れ続けています。
これから、この山葵が根付いてくれたら嬉しいなあなんて思ってますが、難しいでしょうね。
ちなみに、山葵の薬膳的分析をすると次のようになります。
- 食味、食性 … 辛苦、温熱性食品
- 帰経 … 肺・胃
- 主要効能 … 温中、殺魚毒、発汗、利尿、涼血
(薬膳教本 柴田書店インターリンクより)
昔の人は凄いですよね。経験的に、生魚を食べるときに山葵を付けていたのですから。
ちなみに、自分的には鰻の白焼きにをワサビ醤油で頂くのが好きですし、ワサビ漬けも好きです。(自称、薬味フェチです。)
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コメント
しんちゃんたら、やってくれましたね。
ひとつテーマを見つけると、探求心がいっぱいだからどんどん広げてくれる・・・今度はなあに?って思ったら、こう来ましたか!!
十二艘川。驚くほどきれいですよね。私のブログに遊びに来るパリスのママちゃんも川沿いに住んでいます。少し前にクレソンが採れたって言ってましたから、ビックリです。
観察報告待っていますね。
投稿: やんやん | 2005年11月 4日 (金) 09時17分