味芳斎(みほうさい)の牛肉飯(ぎゅうにくはん)
以前、会社が港区芝大門にあり、『中国薬膳料理 味芳斎』という店に時々通っていました。
ここは、漢方医学にのっとった薬膳料理の専門店ということで昔からの有名店です。
この店の一番人気のメニューは重慶牛肉麺です。昼間の客の8割が食べるとも言われているこのメニューは想像を絶する辛さで、一口食べると“辛い”というよりも“痛い”という感じの味付けです。スープの中には、ブツ切りの唐辛子がゴロゴロ入っていて見ただけでも汗が吹き出てきそうな感じです。
今日は、この重慶牛肉麺にトッピングしてある具材と同じモノがご飯に乗せている重慶牛肉飯(ぎゅうにくはん)をオーダーしました。しかも大盛りで!!
この店の激辛人気メニューは、不思議なことに辛いだけじゃないんです。激辛の唐辛子も熟成しているような深みがあり、豆鼓醤(トウチージャン)や生姜やネギ、ニンニク、八角(アニス)などを一緒に煮込んでいるため、甘味や旨みも味の深みとして全体を包んでいます。煮込まれている牛肉はコラーゲンたっぷりの牛ほほ肉を使っているのでネットリとした柔らかな食感に仕上がっています。(初めて食べたときは、ハラミ肉や外もも肉を重曹に漬け込んで柔らかくしているのだと思いましたが、勘違いだったようです。中華料理では、硬い肉を柔らかくするために肉の塊を重曹に漬け込むことが多いんです。)
その上にトッピングされている香菜(シャンツァイ・コリアンダー)が、この料理にはぴったりマッチしていて、爽やかな後味にしてくれます。
横に添えている、もやしのナムルみたいなやつも辛さを中和してくれるので、シャキシャキした食感も含め、バランスが良いです。
お客さんの大多数が、牛肉麺か牛肉飯を食べていますが、皆、食べ終わる頃には汗をびっしょりかき、半ば意識がモウロウとしている姿も見受けられますが、病み付きになってしまっている人が多いみたいです。
いつも思うのですが、このメニューを食べたあと、外に出ると今までの口の中の辛味がスッと消えて、凄く体が軽くなったような爽やかな感じがするんです。そして、一週間くらいするとフラッシュバックが・・・。
ダイエットや動脈硬化予防、二日酔いなどに効くといわれている牛肉麺・牛肉飯は、体に良い薬膳メニューだそうです。
味芳斎では、夜は本格的な薬膳メニューを提供しているそうです。今度は、夕食に言ってみようかななんてチャレンジャーなことを考えちゃってます。
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コメント
はじめまして。
ネットでふらふらしていて、やってまいりました。私も牛肉ごはん中毒患者の一人です。ここ、夜も結構いーですよ。私はこの辛いのを、吉野家みたいに「牛皿」でもらってつまみにして飲んでいます。
しんちゃんさんのブログテーマ「グルメとダイエットは両立するか」は、実は私のブログテーマと同じなんです!(^^)また寄らせていただきますね。
あ、ちなみに私の友人一同の意見は「両立するわけねーだろ!!」です。(;_;)
それではまた。
投稿: りきまる | 2005年11月21日 (月) 22時57分