シニア向け、焼肉丼(ソフト食)ってある意味ロハス??
ただの焼肉丼じゃないです。
これは、一旦真空調理法で処理した牛ばら肉を薄くスライスし、焼肉のタレにつけてから表面に小麦粉をまぶし、焼いたものです。
何でこんなものを作ったかというと、『高齢者が柔らかく食べられる焼肉』を具現化したかったからです。
高齢者というと、即、『和食』となることが多いと思います。
でも、現実は違うんです。
特に、都会生活が長かった方たちは、『たまには肉が食べたい!!』という要望が多いんです。でも、加齢により咀嚼力や嚥下力が落ちていますから思うように食べることが出来ないのも現実です。
そこで、『柔らかくした肉の表面を焼いたら?』というアドバイスを元に実行してみました。結果、すごく柔らかく違和感のないメニューが出来上がりました。
老健などで実際に出したところ、ナカナカ評判が良かったとのことで試してみましたが、納得しました。
これからますます少子高齢化社会が進んできます。如何に豊かな食生活を送るかというテーマは、『高級食材を食べる』ということではないはずです。『食べやすさ』『馴染みやすさ』というのも重要なファクターになるはずです。(これって、ある意味ロハスな生活なのでは???)
今回試したメニューは自分的にもナカナカの感触を掴むことができました。一般家庭では、圧力鍋を使って柔らかくした肉を冷ましてから同じようなことが出来ると思います。
高齢者たちに不足気味な蛋白質・カルシウムをサプリだけに頼るのではなく、『美味しく食べてもらう』ことが出来る第一歩のような気がします。
大きなテーマですので、これからも度々試作してみたいと思っています。
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