フード・マイレージとグルメの関係(ロハスな人々って?????)
フード・マイレージという言葉があります。
飛行機のマイレージの親戚ではありません。
では、一体何のこと?
答えは、英国の消費者運動家ティム・ラング氏が提唱している食べ物の輸送距離のこと。もう少し詳しく言うと、『フード・マイレージ』(t・km)=輸入国別食料輸入量×輸出国から日本までの輸送距離 なんだそうです。
食べ物の生産場所から、実際に食べられる食卓までの距離を出来るだけ短くしたほうが、輸送に伴う環境汚染や負荷が少なくすむという考え方で、欧米の消費者団体や環境団体などが活動をしているそうです。
普段自分たちが食べているもの、特に牛肉なんかはオーストラリアから輸入されているものが多いことや、何気なく酒のつまみに食べているナッツ類なんかでもピスタチオといえばモロッコといったように自分自身が行った事もない場所から供給されているものがあまりに多いことに改めて驚いてしまいます。香辛料も外国産原料を使用していることが多いようです。
自分たちが豊かさを覚え、当たり前になっているこの食生活は外国から供給されているものの上に成り立っています。何と行っても日本の食料自給率は40%しかないのですから。
日ごろ、自称グルメといいつつ、この基本的な事を忘れてしまっている事が多いような気がします。自分は最近流行の『ロハス』ではありませんが、環境に優しく人にも優しい、しかも豊かさ(ココロも体も)を提案できたら良いのになと思います。
秋の夜長、しみじみと考えてみる今日この頃です・・・。
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